無料ブログはココログ

« Wayne Krantz / Howie 61 | トップページ | Tom Warrington / Nelson »

2012年5月 5日 (土)

Matt Wilson / An Attitude For Gratitude

中堅のドラマー、マット・ウィルソンの新作。テレル・スタフォードをフロントに迎えた作品としてはこのアルバムが4作目になる。

始め2作はラリー・ゴールディングスで、前作『The Scenic Route』からゲイリー・ヴェルサーチが参加。ベースは、今まで参加していたデニス・アーウィンが亡くなってしまったので、本作からマーティン・ウィンドとなっている。このメンツではこれが始めての作品となるわけだ。

テレル・スタフォード、ゲイリー・ヴェルサーチといった猛者が揃っているので、リーダーのマット・ウィルソンは知らなくてもこのアルバムを手にとる人は多いだろう。

マット・ウィルソンはアルバムで取り上げる曲がとても面白いと前からおもっていた。チャーリー・ヘイデン、メセニー、モンクの作曲した曲の中でも、演奏されてそうであまり見かけない、痒いところに手の届くような選曲をする人。

このアルバムでもジャコ、ジョンスコやサイモン&ガーファンクルの曲を取り上げている。

1曲目はゲイリー・ベルサーチ作曲の曲。モンクを思わせるユニークなテーマの曲だ。ここでマット・ウィルソンはビル・スチュワートがよく使うシンバルを叩いてるように聞こえる。結構手数多いのだけど、こんな感じのドラマーだっけな?

ゲイリー・ベルサーチはオルガンだけでなくピアノでもちょっと捻た感じで弾いているので非常に好み。テレルのソロも長くはとっていないが、好調。録音がよいので耳元で吹いているようにすら聞こえる。

2曲目では早速バラードを。結構良い曲なのだが、始めて聴いた。これはスタンダード?
3も始めて聴いたテーマ。ナット・アダレイの作曲らしい。こういった面白い所から曲を持ってくるのはマット・ウィルソン作品の良さだね。ここでのテレルが、熱くてかなり良いっす。最後のオルガンがベースを弾いて、ベースとラッパの掛け合いとかいいなー。ありそうであまり見かけなかった。

4はマット・ウィルソンのボスだったジョンスコの曲。このバンドにぴったりの曲調。5曲目の曲中で、4ビートになったりフリーになったりするアイディアも面白いなあ。

リラックスしていて、気負わずに聞ける良い演奏。メンバーが手練、選曲も素晴らしい。テレルはもちろんだが、特にゲイリー・ベルサーチにはもっと注目が集まっていいのにな。少し前の世代のラリー・ゴールディングス、サム・ヤヘルと違い、ピアノを弾いてもあまり音の薄さを感じさせない。両方いける人でっせ。
おすすめ度:★★★★

Personnel:Terell Stafford(Tp)Gary Versace(Piano, Organ)Martin Wind(Bass)Matt Wilson(Drums)

« Wayne Krantz / Howie 61 | トップページ | Tom Warrington / Nelson »

2012年 買ったアルバム」カテゴリの記事

JAZZ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1527976/45148739

この記事へのトラックバック一覧です: Matt Wilson / An Attitude For Gratitude:

« Wayne Krantz / Howie 61 | トップページ | Tom Warrington / Nelson »

最近のトラックバック

ウェブページ

2017年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31